【解決策】理学療法士が生き残るためにすべきこと5選
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困っている男性
理学療法士として生き残るためには、どうしたらいいの?
将来が不安です…
本記事を読めば、このような悩みを解決できます。
「理学療法士は将来性がない」
「理学療法士は増えすぎでオワコン…」
ネット記事を始め色々なメディアが、このような話題を取り上げていて不安になりますよね。
私も理学療法士として10年以上、勤務しています。
正直、理学療法士の数は増え、給料をはじめとした労働環境は良くありません。
なのであなたが不安になる気持ちは、メチャメチャわかります。
確かに理学療法士と生き残っていくためには、勉強や資格取得は欠かせません。
しかし勉強や資格取得しても、残念ながら生き残れる保証はありません。
そこで本記事では、理学療法として生き残るためにすべきことを紹介します。
本記事の内容
- 理学療法士の現状を理解する
- 理学療法士として生き残るためにすべきこと5選
- 理学療法士とての価値と社会人としての価値
5つの方法を実践すれば、理学療法士として生き残れるだけでなく、年収も最大化できますよ。
ぜひ最後まで読んで、実践してみてください。
目次
理学療法士の現状を理解する
理学療法士として生き残るためには、まずは理学療法士が置かれている現状を理解する必要があります。
理学療法士の現状
- 理学療法士の給料事情
- 理学療法士の人口推移
- 理学療法士の年齢分布
それでは1つずつ解説します。
理学療法士の給与事情
1つ目は、理学療法士の給与事情です。
あなたの1年間の昇給額は、どのぐらいありましたか?
Twitter上でのアンケート調査は、下記の通りです。
ゆとりの理学療法士さんが行ったアンケート調査結果では、回答者数693名で約50%が昇給1,000円〜3,000円という結果でした。
大卒で新卒時の基本給が18万円で昇給額が2,000円で計算した結果は、下記のおとりです。
年齢別の基本給
- 30歳(8年目):19万6,000円
- 40歳(18年目):21万6,000円
- 50歳(28年目):23万6,000円
- 60歳(38年目):25万6,000円
*新卒(23歳で計算)
「さすがに60歳で25万6,000円はないでしょ」
「役職手当てとか付くでしょ!?」
こう感じた方も、いるかと思います。
残念ながら、昇給・昇格できるのは一握り。
理由を解説していきますね。
理学療法士の人口推移
まずは、人口推移です。
理学療法士の数は養成校の乱立とともに、増加の一途をたどってきました。
上の図より2000年を超えたあたりから、爆増しているのがわかります。
1980~1990年代に理学療法士になった方達は、エスカレーター式に役職につくことができていました。
理学療法士の年齢分布
一方で2005年以降で理学療法士免許を取得した方は、同世代や同期が多く昇格レースに勝ち抜く必要があります。
あなたの職場の周りを見渡してください。
20代~30代の方が、多くないですか?
あなたよりも優秀で実績のある人が数人いれば、役職の座はありません。
つまり、一生平社員です。
さらに年齢分布を見てみると、より生き残るのが難しいことがわかりますよね。
今の若い世代は、理学療法士と生き残るために常に新しいことに挑戦する必要があります。
何もしないと、結婚・マイホーム・教育費と一生お金の問題で悩みを抱えてしまいますよ。
理学療法士が生き残るためには付加価値が大切
こんな厳しい時代を生き抜くために必要なことは「付加価値をつけること」。
たった1つです。
お決まりの資格取得や学会発表でしょ?と、感じる方も多いと思います。
確かに資格取得や学会発表をして実績を積み上げて、ライバルに差をつける方法は大切です。
しかし、理学療法士として生き残る方法はそれだけではありません。
まずは、資格取得や学会発表だけが理学療法士と生き残る手段ではない。
ここの理解が、これからの厳しい理学療法士飽和時代を生き抜く世代の課題です。
あなたは理学療法士として生き残るために、今の段階から行動を起こそうとしているので大丈夫ですよ。
それでは次の章から、理学療法士が生き残るためにすべきことを解説します。
理学療法士が生き残るためにすべきこと5選
理学療法士が生き残るためにすべきこと5つは、下記のとおりです。
理学療法士が生き残るためにすべきこと5選
- 資格取得
- 人脈を広げる
- 収入の柱を増やす
- 社会動向に目を配る
- 求人情報にアンテナを貼っておく
1ずつ解説します。
ポイントは、理学療法士としての課題と社会人として課題を分離して考えることです。
生き残るためにすべきこと①:資格取得
生き残るためにすべきこと1つ目は、資格取得です。
前章で少し触れましたが、理学療法士として生き残るためには資格取得や学会発表、論文執筆などの客観的実績は、差別化につながります。
資格取得をする際に押さえておきたいポイントは、他職種共用ライセンスであること。
「〇〇セラピー上級者」など、他職種が知らない資格取得は評価されません。
一方で呼吸療法認定士や心臓リハビリテーション指導士、糖尿病療養指導士などは医師や看護師など他職種から認知されており、評価されやすい資格となります。
病院によっては、呼吸療法認定士や心臓リハビリテーション指導士を取得していると調整手当てや資格手当てが支給されるところもありますよ。
私も呼吸療法認定士で調整手当てが5,000円がつく病院に、勤めていたことがあります。
認定・専門理学療法士は、理学療法士界隈に限って力を発揮する資格になります。
呼吸療法認定士の取得方法は、下記の記事で詳しくまとめています。
また、自己研鑽をしない危険性については下記の記事にまとめています。
20代、年収300万円台資格なしの理学療法士は貧困層に落ちやすい!?
理学療法士が増えすぎて飽和状態になりつつある昨今、20代、年収が300万円台...将来大丈夫かな?...と漠然と悩んでいる理学療法士に伝えたいことがあります。 それは『2...
生き残るためにすべきこと②:人脈を広げる
生き残るためにすべきこと2つ目は、人脈を広げるです。
医療業界は、狭い世界。
学会に参加したり、県士会活動を行うと横の広がり増えます。
他院のセラピストと交流が生まれることで、新鮮な情報や知識を得ることができますよ。
私も県士会活動を通して、色々な方と交流を持つことができました。
生き残るためにすべきこと③:収入の柱を増やす
この章の冒頭で「ポイントは、理学療法士としての課題と社会人として課題を分離して考えることです。」といった事を覚えていますか?
3つ目からは、社会人としての課題について解説していきます。
運よく理学療法士として生き残っても、50歳で手取り20万円弱では老後生活は厳しいものになりますよね。
なので収入の柱を増やすことにも、フォーカスしていく必要があります。
低年収の弊害
- 退職金が少ない
- 年金受給額が少ない
- 定年後も働かないといけない
- 子供に奨学金を借りてもらうしかない
所得の種類がいくつあるか、ご存知ですか?
所得の種類
- 給与所得
- 事業所得
- 利子所得
- 配当所得
- 譲渡所得
- 不動産所得
- 一時所得
- 退職所得
- 山林所得
- 雑所得
我々理学療法士を含め、ほとんどの会社員は給与所得しか収入源がありません。
事業や雑所得、配当所得が得られるようになってくると、理学療法士として生きるハードルが大きく下がりますよ。
私は給与・配当・雑所得の3つから収入があります。
収入源が増えることで、生きるハードルが下がりました。
生き残るためにすべきこと④:社会の動向に目を配る
生き残るためにすべきこと4つ目は、社会の動向に目を配るです。
先ほどの所得の種類のように税の仕組みを理解したり、社会の動向に目を配ったりすることは、会社員として生き残っていくたに欠かせません。
理学療法士としてはどの分野がホットなのか?どういった場所が働きやすく、給料が良いのか。
これらの情報をキャッチする、力が求められます。
生き残るためにすべきこと⑤:求人情報にアンテナを貼っておく
最後は、求人情報にアンテナを貼っておくことです。
今の時代、2〜3回の転職は当たり前。
高収入で待遇の良い求人には、目を光らせておく必要があります。
「忙しいし、求人を見る暇がない」
「求人を見るポイントがわからない…」
このような方は、転職サービスを利用するのがオススメです。
今は転職する気がなくても、転職サイトには登録しておいた方がいいですよ。
なぜなら、前述したとおり理学療法士の数は飽和状態だから。飽和状態になると、良い求人は出回らなくなる。
実際に転職しなくても、情報収集には役立つし、仮に良い求人が出たらすぐに動ける。
転職サービスは登録から利用まで、完全無料です。
しかも、希望条件を伝えることで、メールやLINEで最新の情報を得ることができるから、登録だけはしておくべき。
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理学療法士と生き残るためには今から準備しよう!
理学療法士として生き抜くためには、資格や学会発表などの実績とは別に、社会人としての情報収集能力や収入源の拡大が必要です。
特に、20〜30代の理学療法士は昇給額が低く、管理職になるもの厳しい時代です。
- 資格取得
- 人脈を広げる
- 収入の柱を増やす
- 社会動向に目を配る
- 求人情報にアンテナを貼っておく
上記5つを意識しながら、理学療法士として生き抜くためのスキルや資格を身につけていきましょう。
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