- 理学療法士が勝ち組になるためには?
- 勝ち組になるために知っておくべきことは?
- 理学療法士が勝ち組になるには期限がある!
「そもそも理学療法士としての勝ち組って何?」
こんな疑問を持つ方も多いかと思います。
ここでの勝ち組の定義は、「理学療法士として年収500万円以上収入がある人」とします。
厚生労働省の賃金構図基本統計調査によれば、理学療法士の平均年収は409万6,400円となっているので、年収500万円以上の理学療法士は勝ち組と言って良いでしょう。
本記事では、理学療法士として年収500万円を超える『勝ち組』になるためにどのような方法を取れば良いかを紹介します。
記事の最後の方には、「勝ち組理学療法士になれるのには期限がある」という衝撃的事実についても解説しますので最後まで読んでくださいね。
理学療法士が勝ち組になるため知っておくべきこと3つ

理学療法士が勝ち組になるために知っておくべきこと3つは下記の通りです。
- お金の知識
- 給料相場
- 理学療法士の人口動態
それでは1ずつ解説します。
勝ち組になるため知っておくべきこと①:お金の知識

勝ち組になるために知っておくべきことの1つ目は、お金の知識です。
理学療法士の勝ち組の定義を「年収500万円以上」としましたが、いくら年収が500万円を超えていても貯蓄率が低ければ意味がありません。
想像してみてください。
穴の空いたバケツに水をたくさん入れても水は一向にたまりませんよね?
これと同じで、いくら収入を上げても計画なく使ってはお金は貯まりません。
なので、収入をあげると同時に支出を減らしたりお金を守る力をつける必要があります。

お金の知識なんてどうしてつけたらいいの?
このように考える方もいるかと思います。
お金の知識に関しては、「お金に関する本オススメランキング20選」で紹介しています。



ファイナンシャルプランナー2級の国家資格を取得している著者が厳選した20冊を紹介しています。
勝ち組になるため知っておくべきこと②:給料相場


理学療法士が勝ち組になるために知っておくべきこと2つ目は、給料相場です。
自分の給料が近隣の同レベルの病院や施設と比べて、低いのかそれとも高いかご存じでしょうか?
また、分野別(病院・クリニック・老健・訪問など)にどの程度年収に差があるかも知っておくことが大切です。
「給料情報の相場なんて知らないし、調べかもわからない」
このような方は、分野別・都道府県別など条件検索に優れた
高収入分野に関して詳しく知りたい方は、下記の記事が参考になります。
>>実践すると年収・労働条件が大きく変わる|PT・OT・STが転職・就活時に知っておきたい全知識
勝ち組になるため知っておくべきこと③:理学療法士の人口動態


理学療法士が勝ち組になるために知っておくべきこと3つ目は、理学療法士の人口動態です。
理学療法士の数は毎年爆発的に増えてきています。





ここ20年の増加率はすごいわね!!
平成31年4月5日に行われた厚生労働省の「医療従事者の需給に関する検討会 第3回 理学療法士・作業療法士需給分科会」において下記のように説明しています。
理学療法士の供給数は、2040年頃には供給数が需要数の約1.5倍となる結果となった。
引用:第3回 理学療法士・作業療法士需給分科会


上の図を見ると、最も需要が多いケース1の予測線と比較しても2026~2027年ぐらいに需要と供給が一致すると予測されています。



2026~2027年はしっかりと記憶してくださいね。
では、後数年で需要と供給が一致し飽和状態を迎える前に勝ち組になるためには、どのような働き方をすれば良いのでしょうか?
理学療法士が勝ち組になれる働き方5つ


理学療法士が勝ち組になれる働き方5つは下記の通りです。
- 訪問リハビリ
- 公務員理学療法士
- 大学院・資格取得
- 介護老人保健施設の管理職
- 副業
勝ち組になるための働き方①:訪問リハビリ


勝ち組になるための働き方の1つ目は、訪問リハビリです。
訪問リハビリは、病院やクリニックに比べ給料が高い傾向にあります。
訪問リハの給料が高い理由
- 1件あたりの報酬が高い
- インセンティブがある
国は病院やクリニックでの医療から在宅分野への医療展開を進めています。
高齢者の入院回数を減らし、医療費のひっ迫を少しでも緩和したいためです。


上の図のように75歳以上の高齢者一人当たりの医療費は年間92万2,000円もかかっています。
国が在宅分野の報酬単価を上げ入院回数減少に力を入れるのも納得ですね。
もう一点が、インセンティブです。
インセンティブ(歩合制)とは、訪問した件数がある一定を超えると超えた件数に対して手当が付く制度です。
例えば、「1ヶ月65件以上から1件に対して4,000円の手当をつけます。」ってイメージです。
努力した分が給与となって帰ってくるのでやる気が上がりますよね。
訪問リハビリは、単価の高さとインセンティブにより誰でも再現性高く、年収500万円以上を稼げる分野です。
勝ち組になるための働き方②:公務員理学療法士


勝ち組になるための働き方2つ目は、公務員理学療法士です。
公務員は俸給表で給料が定められていり、経験年数が上がれば年収500万円どころから600万円の大台に乗ります。
デメリットとしては、初任給が低いことや年功序列、副業ができないことがあげられます。また、求人が少なく、狭き門です。
普通にしていれば誰でもエスカレーター式に昇給していき、30代前半で500万を超えることができるでしょう。
また、福利厚生がしっかりしておりリストラされる心配がないのも魅力です。
公務員理学療法士に関しては、「理学療法士が公務員として働いた場合の給料」で詳しく解説しています。
勝ち組になるための働き方③:大学院・資格取得


勝ち組になるための働き方3つ目は、大学院・資格取得です。
大学院や資格取得をすれば、それが給料に反映される施設があります。しかし、ほとんどの病院や施設では給料に反映されないでしょう。
では、なぜ大学院や資格取得が勝ち組になる働き方なのでしょうか?
大学院や資格取得を積極的にすることで、同期や同世代に差をつけ役職につきやすくなるためです。もちろん、大学院や資格取得だけでは役職に就くことは難しいでしょう。
しかし、評価する際に大きなアドバンテージになることは明らかです。また、転職する際にも有利に働きます。
10年前は大学院卒の理学療法士を臨床場面で見かけることは、ほとんどありませんでした。
しかし、今では民間病院でも大学院卒の理学療法士を見る機会は多いです。よく見ると、大学院卒の人の方が管理職に就いていることが多いです。
間違いなく、大学院卒や資格取得者が役職につきやすく、勝ち組理学療法士になりやすいのは明白です。


勝ち組になるための働き方④:介護老人保健施設の管理職


勝ち組になるための働き方4つ目は、介護老人保健施設の管理職になる方法です。
意外と知られてないのですが、介護老人保健施設で管理者になると年収500万円を超えることができます。



そんなに簡単に管理者になれるの?
こんな声が聞こえてきそうですがなれます。
勝ち組になるための働き方⑤:副業


勝ち組になるための働き方5つ目は、副業です。
家庭の事情等で転職が難しい方や自分の得意なスキルを活かして収入Upを図りたい方には、副業がオススメです。
コロナウイルスのパンデミックにより、大企業でも副業解禁の流れとなりました。今の時代、1つのスキルだけに頼って生きていくのはリスクが高いです。
収入源は多いに越したことはありません。
理学療法士も副業を積極的に行い、収入だけでなく様々なスキルを身につけることが大切です。
副業に関しては、「理学療法士の副業禁止はもう古い!バレない方法をFPが解説」で詳しく説明しています。
勝ち組理学療法士になるには期限がある!





私がさっき「2026~2027年はしっかりと記憶してくださいね。」と言ったことを覚えていますか?
2026~2027年ごろには、理学療法士の供給が需要を上回り転職や就職をしたくても求人が少ない。
もしくは、給料や福利厚生の良い病院や施設の求人票が出回らない可能性があるのです。
考えてみてください。
日本理学療法士協会によれば2021年3月時点で理学療法士の平均年齢は男性で34.8歳、女性で33.8歳となっています。あなたの周りを見渡しても、20~30代の若い理学療法士が多いはずです。
つまり、なるべく早いうちに給料が良いもしくは、役職や管理職に就けるところへ異動しなければ一生平社員で低賃金です。
日頃から求人をチェックしておき、条件がいいところがあれば早めに動けるようにしておきましょう。
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理学療法士が勝ち組になるための方法5つを大公開のまとめ


理学療法士として勝ち組になるための方法5つに関して解説しました。
理学療法士として働いていく限り、多くの方が平均収入の409万円前後で給与が推移していくことは明らかです。
しかし、適切な分野に異動したり副業を行うなどすれば年収500万円を超えることは難しいことではありません。
何度も言いますが、2026年〜2027年が一つのターニングポイントになることは統計データから明なことです。また、転職するにしても35歳を超えると厳しくなります。
理学療法士として、年収を最大化させ生活にゆとりを持たせたいのであれば勝ち組の働き方を実践しましょう。