理学療法士・作業療法士の仕事の本音|働く前に知っておきたい真実

ゲイツ

理学療法士や作業療法士の仕事って大変なの?
現役の理学療法士や作業療法士の生の声が聞いてみたい.

ジェミー

私も今から理学療法士を目指そうと思っているけど,現場の声を聞いてみたいわ.

本記事を読めばこんな疑問を解決できます.

Twitter(@FPT_FIRE60)

著者は臨床経験10年以上の現役の理学療法士です.

GoogleやYahooの検索窓に「理学療法士 仕事の本音」や「作業療法士 仕事の本音」と検索するとネガティブで暗い内容が出てきます.

「理学療法士や作業療法士って実際の現場ではどうなの?」

「将来性はあるの?」

「給料が低いし昇給しないって本当?」

このような疑問を持つと思います.

これから社会に出て理学療法士や作業療法士として働いていく上で,心配になって当然のことです.

この記事を最後まで読むことで,以下の3つがわかります.

  1. 現役療法士の本音
  2. 療法士のメリット・デメリット
  3. 療法士としての働き方

本記事を読み終える頃には,現場の具体的なイメージがつき療法士として働いていく前に知っておきたいリアルがわかります.

また,学生や新人療法士の方は療法士として働いていく上で具体的にどのような対策を行えば,生活を豊かにできるかわかります.

おくさん

5分程度で読めるから,最後まで読んでね!

目次

理学療法士・作業療法士の仕事の本音:メリット5つ

理学療法士・作業療法士の仕事の本音(メリット)は下の5つです.

  • やりがい
  • 残業が少ない
  • 転職が容易
  • 国家資格
  • 同世代が多い

それでは1つずつ説明します.

メリット1:やりがい

おかしら

理学療法士最大の魅力は「やりがい」です.

理学療法士・作業療法士は「やりがい」のある仕事です.

療法士は,医療職種の中では特殊な働き方をします.

20分を1単位として,大体20~60分程度はマンツーマンでリハビリを実施します.

なので,患者さんの不安な声や葛藤,また愚痴なんかもたくさん聞きます.

急性期病院では手術をし,日にちが経つと少しずつ動けるようになってきます.

訪問リハなどの生活期でも,少しずつ筋肉がつき動きが良くなってくるもの経験します.

すると,少しずつ患者さんの表情が変化し前向きな発言も聴かれるようになります.

こうして,少しずつ回復しその回復に寄り添い支えることができるのは,療法士にとって最大の「やりがい」です.

退院する時に,「ありがとう,おかげさまで元気になったよ」と言われた時には全ての苦労が吹き飛びます.

「大袈裟な!」と思われるかもしれまん.

しかし,これは多くの療法士が口を揃えて言う真実です.

この言葉ががあるから,多くの療法士は療法士として働き続けることができるのです.

メリット2:残業が少ない

おかしら

療法士の残業時間は一般企業に比べると少ないです.

平均的な1ヶ月の残業時間(職種別)

上の表はFabcross for エンジニアが20〜59歳の1万145人を対象に行なったアンケート調査です.

最も残業が多かったのは,教育・学習支援業で平均29.5時間でした.

医療,福祉に関しては最も少ない12.6時間でした.

あくまでの平均時間であり,病院や施設により大きく変わるので参考値です.

業界全体として残業が少ない傾向にあります.

メリット3:転職が容易

おかしら

理学療法士・作業療法士は一般企業と比べ転職が容易です.

療法士として病院や施設間を転職することは比較的容易です.

近年,理学療法士・作業療法士の職域は拡大しており医療分野だけでなく,介護分野で働く療法士も増えてきまいした.

実際に私も2回転職をしており,転職自体は難しいものではありませんせんでした.

ただ一方で,療法士から一般企業に就職するのは難しいです.

療法士から一般職に転職した事例は,「療法士を辞めて他職種に転職!7つの具体的方法」が参考になります.

メリット4:国家資格

おかしら

それでも国家資格!

「国家資格だから安泰」の時代は徐々に終わりつつあります.

しかし,理学療法士や作業療法士は復職や転職をする際,一般職の方より有利です.

ライフステージに合わせて,職場を変えることもできるし,出産・育児で現場を数年離れていても比較的復職しやすい職業です.

メリット5:同世代が多い

おかしら

同世代の療法士が多く刺激や励みをもらえます.

日本理学療法士協会によれば理学療法士の平均年齢は,男性34.8歳女性33.8歳となっています.

年齢分布と平均年齢

また日本作業療法士協会によれば,作業療法士の平均年齢は男性35.5歳女性32.8歳となっています.

20〜30代前半の若い世代は同期が多く,励まし切磋琢磨できる環境です.

若い人が多いと,職場も活気がありますよね.

理学療法士・作業療法士の仕事の本音:デメリット5つ

理学療法士・作業療法士の仕事の本音(デメリット)は下の5つです.

  • 精神・肉体的疲労
  • 休日・業務後に勉強会
  • 人間関係
  • 将来性
  • 給料が低い

それでは1つずつ説明します.

デメリット1:精神・肉体的疲労

おかしら

理学療法士・作業療法士は精神・肉体的に疲労します.

精神・肉体的疲労は勤めている病院やクリニック,施設等の患者層で大きく変わります.

例えば,多くの理学療法士や作業療法士が働く急性期総合病院や回復期リハビリテーション病院では高齢者をはじめとし,介助量が多くコミュニケーションが取りにくい方が多いです.

毎日,拒否が強い患者さんを相手にしていると精神的に疲れます.

また,自分より体重が重たい患者さんを移乗・歩行・ADL練習などを繰り返し行なっていると腰や首などにストレスがかかり慢性痛を生じたりします.

一方で,整形クリニック等では基本的に自分でリハビリを受けにくるので協力的ですし,コミュニケーションをしっかりとることができます.

ただ,夕方も学校帰りの高校生や大学生などのリハビリを実施しなければならず残業が多くなる傾向にあります.

正直,精神・肉体的疲労は想像以上にかかります.

デメリット2:休日・業務後に勉強会

おかしら

休日や業務終了後に強制的に勉強会に参加させられることがあります.

医療は日進月歩であり医療職である以上,自己研鑽は必須と思います.

ただ,この考えが強い上司や偏った思想をもった先輩に休日や業務終了後に強制的に勉強会に参加させられるケースが多くあります.

ジェミー

今週はキツいし参加したくないなぁ.

ゲイツ

お金もかかるし,イヤだなぁ.

こんなふうに思っても,先輩や上司から勉強会に誘われると断るのは,難しいです.

既婚者であれば,休日にお金と時間と犠牲にして昇給もしない勉強会に参加することに理解があるパートナーでなければ,精神的にも追い込まれ心が疲弊していきます.

理学療法士・作業療法士が勉強会に参加しても

  • 給料は上がらない
  • 昇給しない
  • お金・時間がかかる

これが現実です.

デメリット3:人間関係

どんな仕事や職場でも人間関係で苦労することは必ずあります.

しかし,病院という閉鎖空間で医療専門職となると一般企業とは異なる苦労がたくさんあります.

  • 知識マウント
  • 派閥
  • セクハラ

「こんなの知らないの?」,「患者さんのためだから勉強しないと」と言われたくさん課題を出してくる上司がいます.

また,上司間で手技や考え方の違いから派閥がある病院や施設もたくさんあります.

「どっちの派閥に入るのか?」みたいなものがあり,精神的に疲弊します.

セクハラもよくあります.

触診の勉強会と称して,上半身裸になれと言われるケースがあります.

男性療法士は,標的にされやいですね.

デメリット4:将来性

理学療法士や作業療法士の将来性に関しては,10年以上前から言われています.

  • 療法士の供給過多
  • 医療費ひっ迫
  • 診療報酬の問題

職域が広がっていますが,療法士の供給過多により人気の公的病院や公務員などになれる療法士は一握りです.

クリニックや小さな施設では経営的な問題からリストラや早期退職を行われるケースも出てくるでしょう.

なので,理学療法士・作業療法士として生きていくなら病院や施設に依存するのではなく,個人で稼ぐ力を身につける必要があります.

個人で稼ぐ力や具体的方法が知りたい方は,「理療法士が早く副業をしないと危険な理由」が参考になります.

デメリット5:給料が低い

おかしら

理学療法士の給料は低いです.

厚生労働省の賃金構図基本統計調査では療法士の平均年収は409万6,400円です.

一方,国税庁が行なった民間給与実態統計調査によれば会社員の平均年収は441万円となっています.

普通のサラリーマンと比べると,約31万円ほど年収に差がありますね.

ビル

これじゃ,確実に共働きだね.

メアリー

子供の将来や老後資金なんて貯めれそうにないわ.

こう思っている理学療法士・作業療法士は多いです.

療法士のお金問題で最大悩みは,昇給しないことです.

療法士は,初任給は高い傾向にありますが昇給が1,000円程度と低く20代でも50代でも給与があまり変わらないのが特徴です.

ベテラン療法士と新人療法士が同じ60分のリハビリをしても売り上げは同じですから仕方ないですね.

年収に関しては,下の記事が参考になります.

>>たった5分でわかる|理学療法士・作業療法士がの年収は中央値で考えるべき理由

では,理学療法士や作業療法士としてお金に困らない将来を勝ち取り,給料Upを行うためにはどうすれば良いのでしょうか?

給料が高い職場に転職

まず,給料を上げたいなら転職は必須です.

給料規定を定めるのは病院や施設なので,昇給しない環境で働いても給料は上がりません.

近年注目なのが,訪問看護ステーションで歩合制を取り入れているところです.

例えば,「月に50件以上訪問したら,1件につき3,000円プラスします」などが該当します.

つまり,70件訪問すれば20件×3,000円で6万円プラスで給料が貰えます.

給与面だけみると病院やクリニックより高収入求人が多いです.

転職に関しては,「療法士が転職を失敗しないために日頃からとるべき行動5つ」が参考になります.

理学療法士から他職種に転職した具体例が知りたい方は,下の記事が参考になります.

>>理学療法士を辞めて他職種に転職!7つの事例と具体的方法

>>理学療法士をやめてよかった【退職者5名の転職先や収入を徹底調査】

副業を行う

収入を上げる方法2つ目は副業を始めることです.

理学療法士・作業療法士の世界では,まだ副業に対して否定的な意見が多い印象です.

考えてみてください.

「病院や施設が,あなたの将来を保障してくれますか?」

答えはNOです.

これからの時代は,療法士も副業を積極的に行うことで収入の最大化を図る必要があります.

副業に関しては,「療法士が早く副業をしないと危険な理由3つ」が参考になります.

理学療法士・作業療法士の仕事の本音:まとめ

理学療法士・作業療法士の仕事の本音(メリット5つ)は

  • やりがい
  • 残業が少ない
  • 転職が容易
  • 国家資格
  • 同世代が多い

理学療法士・作業療法士の仕事の本音(デメリット5つ)は

  • 精神・肉体的疲労
  • 休日・業務後に勉強会
  • 人間関係
  • 将来性
  • 給料が低い

理学療法士・作業療法士は「やりがい」のある仕事です.

一方で給料や将来性は低く,お金に関しては会社に依存しない「個人」になる必要があります.

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