【観覧注意】作業療法士はやめとけ!現役OTがやめとけと言われる裏事情を暴露

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  • 作業療法士はなぜやめとけって言われるの?
  • やめとけと言われる理由が知りたい!
  • 現役作業療法士の生の声が聞きたい!

本記事を読めば上記の悩みを解決できます。

「作業療法士を目指したいけど、ネガティブな意見が多い…」とお悩みのあなたへ。

GoogleやYahoo!の検索画面に「作業療法士」と入力すると「作業療法士 やめとけ」「作業療法士 給料低い」などと予測変換が出てきて不安になりますよね。

そこで本記事では現役の作業療法士(OT)にアンケート調査を行い、現役作業療法士からみた「やめとけ」と言われる理由を紹介します。

これから作業療法士を目指す方は、学校や社会に出て後悔しないためにも、しっかりと最後まで読んでください。

教科書には載っていない作業療法士の裏事情…

それではどうぞ。

目次

作業療法士はやめとけって言われるはなぜ?

まず、作業療法士を目指してみようかな…と人生の大きな岐路に立っているあなたに伝えたいことがあります。

それは『作業療法士を目指すなら隅から隅まで調べて』ということです。

「手に職をつけておいた方がいいな!」

「進路選択って面倒だし無難に国家資格にするか」

進路先ってこんな感じで決めてしまいますよね。私もそうでしたから…。特に何を目指したらいいかわからない方にとっては、医療コメディカルは無難な選択肢の1つです。

作業療法士について調べる際って、仕事内容や資格取得に目がいきがちです。

でも考えてみてください。

作業療法士をはじめ、仕事ってお金をもらうための1つの手段ですよね。なので、仕事内容だけでなく、給料や労働環境、社会的に置かれている立場や将来性など、もう少し多角的に作業療法士という仕事を見る必要があるのではないでしょうか。

「えっ。目指さない方がいいってこと?」

いいえ違います。

作業療法士を目指すのは全然あり。むしろ挑戦して欲しいと思っています。

ただ、繰り返しになりますが『作業療法士を目指すなら隅から隅まで調べて』

ただ単に「国家資格」「少子高齢化でニーズがある」このようなフワッとした枕詞に踊らされず、しっかりと調べあげてから作業療法士になることが後々後悔しないためのたった1つの方法だから。

そういった意味では本記事は現役作業療法士が本音で答えた数少ない内容となっています。

学校や本では良い点ばかりがフォーカスされていますが、注意点やデメリットの方がむしろ大事。

それでは、前置きが長くなりましたが、現役作業療法士が選ぶ「作業療法士はやめとけ」と言われる7つの理由を紹介します。

作業療法士はやめとけと言われる7つの理由

まず、今回ご協力頂いた現役作業療法士は合計7名(男性4名、女性3名)で、内訳は下記のとおりです。

年齢性別経験年数社会経験職場
35歳男性12年なし老健
27歳男性5年目なし回復期
55歳男性23年目なし回復期
40歳女性11年目あり大学病院
24歳女性2年目なし急性期
30歳男性4年目あり医療療養
23歳女性1年目なし回復期

それでは、現役作業療法士が「作業療法士はやめとけ」という理由を紹介します。

作業療法士はやめとけと言われる理由は下記の7つです。

「やめとけ」と言われる理由7つ

  • 年収・昇給額が低い
  • 老後生活が不安
  • 供給過多
  • サービス残業が多い
  • 勉強会
  • 人間関係が面倒臭い
  • やりがい搾取

それでは1つずつ解説します。

作業療法士はやめとけと言われる理由①:年収・昇給額が低い

作業療法士はやめとけと言われる理由1つ目は「年収・昇給額が低い」です。

「えっ。医療国家資格なのに給料低いの!」

こう感じた方もいるかと思います。

作業療法士になればゴールではありません。作業療法士の前に一人の人間。結婚・マイホーム・子育て・老後と人生は長いです。

なので、お金が大切なことはいうまでもありません。

では実際の作業療法士の年収・昇給額を見てみましょう。

年収

厚生労働省の賃金構図基本統計調査では作業療法士の平均年収は409万6,400円となっています。

ちなみに、国税庁が行なった民間給与実態統計調査によれば会社員の平均年収は441万円となっています。

  • 作業療法士:409万6,400円
  • 一般会社員:441万円

「意外と悪くないかな」と思うことなかれ。

注意点としては、この平均値は現役作業療法士の平均であること。作業療法士が誕生したばかりの時は、人数が少なく「金の卵」と呼ばれていました。

1日に上げれる収益が今の何倍もあり、今よりもずっと給料が高かったです。今でも、50代ぐらいの方は給料が高い人が多いです。

一方で、現在は飽和状態になりつつあり、診療報酬(医療行為にかかるコストを点数化したもの)の点数も改悪が続いています。(飽和状態については詳しく後述します)

なので、昇給額の低い20〜30代の人が50代になった時は平均年収400万円を割る可能性は高い。

Twitterで調べると理学療法士や作業療法士の年収を公開している方がいますよ。(理学療法士と作業療法士の平均給料は同じです)

作業療法士でも公的病院や大学病院などに勤めると公務員や準公務員扱いになるので、給料は高くなります。

働く場所で年収には大きな差があるので、作業療法学科に通う前に卒業する時はどこに就職したら年収が高いか調べておくと良いです。

おくさん

もちろん、公的病院や大学病院は求人数が少ない上に人気があるから倍率も高く国立大卒などの優秀な学生と競うことになるわ。
この点は注意ね!

おかしら

実際、大きな公的病院や大学病院では国立大や系列の大学から優先的に採用する傾向にあります。
今から作業療法士を目指す方は4年制の大学をオススメします。

昇給額

続いて昇給額をみていきます。

作業療法士 給与水準
引用:財務分科学会資料「社会保障について②各論」

上の図のように作業療法士の給料は横ばいとなっています。

「横ばいか。なら大丈夫」と思う事なかれ。

実は今後は給与水準が下がっていく可能性が高いのです。給料水準が下がっていく可能性が高い理由は、下記の3つの要因があるから。

  • 供給過多
  • 医療費削減
  • 診療報酬改悪

供給過多に関しては詳しく後述します。また、医療費削減はメディアで大きく取り上げらていますよね。

なので、ここでは診療報酬改悪をクローズアップします。

少し昔話になります。

診療報酬上は、1974年に運動療法「複雑なもの(80点)、簡単なもの(40点)という形でスタートしました。2000年にはピークの660点まで順調に診療報酬上で点数を伸ばしていきました。(1点が10円なので660点では6,600円となります)

しかし、2000年の介護保険制度導入により疾患別リハビリテーション制度が導入され、2022年現在では200点前後に改悪されています。

医療予算はよくケーキに例えられます。

医師、看護師、薬剤師など様々な職種とケーキを切り分けるイメージです。

ここで大事になってくるのが政治力。政治力が強いと、取れるケーキの量が増えます。

しかし、2022年7月の参議院選挙で作業療法士・理学療法士・言語聴覚士のリハビリテーション3職種から国会議員を輩出することができませんでした。

つまり、ケーキを多く取れない…

2024年には診療報酬と介護報酬の同時改定が待っています。上述したようにこの場に、リハビリテーション3職種の代表者はいません。

これからの医療・介護の予算や点数を決める大事なテーブルで意見や案を述べることができないのです。

これは事実上、リハビリテーション3職種においてマイナス改定を叩きつけられたも同然。診療報酬の点数が下がる、そうすると収益が落ちる、つまり給料が下がる…

昇給アップどころか、下がることも覚悟しないといけません。

作業療法士はやめとけと言われる理由②:老後生活が不安

作業療法士はやめとけと言われる理由2つ目は「老後生活が不安」です。

「療法士の退職金はいくら?」「療法士は何歳まで働ける?」で詳しく解説していますが、前述したように作業療法士の給料は高くありません。

年収が少ないという事は、厚生年金を納める額が少ないといこと。つまり、老後に支給させる年金額が少ないということ。

理学療法士他業界差額
勤続5年24万8,000円42万3,000円17万5,000円
勤続33年423万8,000円835万9,000円412万1,000円
引用:中小企業の賃金・退職金事情(令和2年版)

作業療法士は30年以上務めても400万円弱しか退職金がない。

公益財団法人 生命保険文化センターの「生活保障に関する調査」(令和元年度)の結果によれば、老後(夫婦2人)に最低限必要な生活費の平均は月額22万1000円となっています。

仮に夫が作業療法士(年収450万円)で妻が専業主婦を想定した場合、65歳以降にもらえる1ヶ月当たりの年金受給額は夫の厚生年金と妻の国民年金を合わせた18~20万程度となります。

老後に備えるなら、下記のような戦略をとる必要があります。

  • 年収の高い病院や施設
  • 共働き
  • 副業

作業療法士はやめとけと言われる理由③:供給過多

作業療法士はやめとけと言われる理由3つ目は「供給過多」です。

下の図は作業療法士と理学療法士の人口動態を示したものです。

理学療法士 作業療法士 人口推移

1999年の養成校規制の緩和を皮切りに毎年多くの作業療法士が誕生するようになりました。

PTOT需要と供給
引用:理学療法士・作業療法士の需要推計について

2026年から2027年にかけて作業療法士の人数は飽和状態となり、「需要<供給」フェーズに入ることは厚生労働省が提示した上の図より火を見るより明らかです。

国家資格を取得したいに働く先を見つけるのに困る…そんな可能性が出てきます。

作業療法士は供給過多

作業療法士はやめとけと言われる理由④:サービス残業が多い

作業療法士はやめとけと言われる理由4つ目は「サービス残業が多い」です。

厚生労働省の賃金構造基本統計調査によれば、作業療法士の平均残業時間は5時間となっています。

「作業療法士って残業が少ないんだ」と思うことなかれ。

これって、残業と認められて残業代が支給されたデータ。

実際、公務員や職場規定がしっかりと整っている一部の病院や施設以外こんなホワイトではありません。

作業療法士は前述したように、1日に上げれる収益の上限が決まっています。だから、たくさん残業しても収益を上げることができません。

収益を上げれないのに残業申請をしても承認してくれない病院や事業所は多く存在します。はっきり言って違法なんですけど、常習化しています…

作業療法士に関わらず、理学療法士・言語聴覚士もサービス残業がとても多いです。

おかしら

私は2回転職して3つの職場を経験していますが、最初の2つは残業代はありませんでした…

作業療法士はやめとけと言われる理由⑤:勉強会

作業療法士はやめとけと言われる理由5つ目は「勉強会」です。

日進月歩の医療において、最先端のリハビリを提供するために勉強は欠かせません。ただ、これを理由に病院や事業所によっては半強制的に勉強会に参加させるところがあります。

例えば、先輩に「理学療法士だから自己研鑽はしないとね」と言われ、無理やり休日に勉強会に連れていかれるケース。

また、業務終了後に自由参加という名目の半強制的な勉強会も…

「自由参加なら帰ったらダメなの?」

こう感じる方もしれませんが、実際にその状況になるととても帰れるものではありません…

ハラスメントが騒がれる昨今、昔ほどありません。しかし、依然として一部の病院や施設では横行しているのは事実です。

作業療法士はやめとけと言われる理由⑥:人間関係が面倒臭い

作業療法士はやめとけと言われる理由6つ目は「人間関係が面倒臭い」です。

作業療法士は医師や看護師をはじめ、多くの医療関連職種と密に連携を図っていく必要があります。その中で最も人間関係が面倒いのは同職種や同じリハビリコメディカルの理学療法士、言語聴覚士です。

「同じリハビリ職種なのになんで?」

こう感じた方もいるのではないでしょうか?

実は、作業療法士や理学療法士にはリハビリの方法(手技)がたくさんあって、先輩や上司からよく「なんでそんな介入しているの?」と詰められることがあります。

このように自分のリハビリ内容に何かとケチをつけてきたり、マウントをとってくる上司は少なくありません。

リハビリコメディカル全般にこのような傾向が強いです。

作業療法士はやめとけと言われる理由⑦:やりがい搾取

作業療法士はやめとけと言われる理由7つ目は「やりがい搾取」です。

「作業療法士だから患者さんのために頑張らないと」

「しっかり資格取得して自己研鑽しないと」

「作業療法士協会には入っている?」

このように、やりがいを利用して自己研鑽を積ませ、昇給や成果はなし。悔しいですけど、本当に多くの病院や施設の現実はこれです。

病院からしたらリハビリの質は上げたい。でも、給料は上げたくない…これが本音です。

なので「患者さんのため…」「医療職だから…」このような言葉を巧み操り搾取してきます。

私は2年目の時に「どうやったら給料が上がりますか?」と部長に質問したことがあります。もちろん茶を濁されました。

おかしら

給与をはじめ雇用条件に不満があったので辞職しました。

作業療法士や理学療法士は資格取得や維持にかなりお金かかります。しかし、病院や施設は費用を負担してくれません。私の周りには「資格貧乏療法士」がたくさんいます。

世知辛い界隈です。

やめとけに反論!作業療法士の強み3つ

この章では作業療法士の強みに関して解説します。

作業療法士の強み3つ

  • やりがい
  • 国家資格
  • 夜勤がない

それでは1つずつ解説します。

やめとけに反論!作業療法士の強み①:やりがい

やめとけに反論!作業療法士の強み1つ目は「やりがい」です。

この一言に尽きます。

病気や怪我でうまく日常生活を送れない方に寄り添いサポートする。「もとの生活に戻ってほしい!」「その人らしい生活を取り戻してほしい」このように誰を全力で支援したい方にとって作業療法士は天職になるでしょう。

「ありがとう」

「おかげさまで良くなったよ」

シンプルにこのような言葉を掛けてもらえると、苦労やキツさが吹っ飛びます。

人相手の仕事なので色々と悩み事が多いです。しかし、その分「嬉しさ」や「楽しさ」のある仕事です。

業務内容については、下記の本に詳しくまとめられています。給料は低いなどのデメリットに関しても触れられているので、作業療法士を目指す方には必読。

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やめとけに反論!作業療法士の強み②:国家資格

やめとけに反論!作業療法士の強み2つ目は「国家資格」です。

なんだかんだ言っても国家資格。

転職や復職など一般企業の方に比べたら有利なことは間違いありません。資格は一度取得したら一生ものなので、年齢や場所の制限なく働けます。

私の友人で作業療法士→一般企業→作業療法士と転職をしている方がいますが、転職は圧倒的に作業療法士の方が楽と言っていました。

その辺はやっぱり国家資格です。

やめとけに反論!作業療法士の強み③:夜勤がない

やめとけに反論!作業療法士の強み3つ目は「国家資格」です。

ワークライフバランスが重要視される昨今、夜勤がなく比較的早く帰宅できる点は加点ポイントです。

作業療法士は医師や看護師など、他の医療職種とは異なり夜勤がありません。

家族時間をしっかりとれるのはともて魅力ですよね。

「作業療法士をやめとけばよかった」とならないための対策

作業療法士の免許を取得した後に「やっぱり作業療法士はやめとけばよかった…」このように失敗しないためにできること。

それは、繰り返しになりますが『作業療法士を目指すなら隅から隅まで調べること』

進路を決める際は自分にとって都合の良い情報だけに目がいきがちです。(これを専門的には選択バイアスと言います)

なので、必ずネガティブな意見や対立意見にもしっかりと耳を傾け情報を取捨選択することが大切。

身近に作業療法士の知人や親戚がいる方は生の声をしっかり聞いみて下さい。

また、そもそも「自分は作業療法士の適性があるの?」「自分の特性に合った職業は何?」と思う方もいるかと思います。

特に、一度社会人を経験して作業療法士を目指す方は失敗が許されません。なので、作業療法士等の医療・福祉の仕事に向いているかを事前にスクリーニングしておくことが重要。

リクナビNEXTのグッドポイント診断は無料であなたの強みを診断してくれます。30分程度かかりますが、その分内容が充実しており自分自身を客観的にみる良い機会となります。

自分の特性や適性を知ることは、これからの進路選択に有益なのはいうまでもありません。

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作業療法士はやめとけ!やめとけという理由を現役OTが徹底解説:まとめ

今回は「作業療法士はやめとけ」と言われ理由を現役作業療法士7名の生の声をもとにまとめました。

「作業療法士はやめとけ」と言われる理由は下記の7つです。

「やめとけ」と言われる理由7つ

  • 年収・昇給額が低い
  • 老後生活が不安
  • 供給過多
  • サービス残業が多い
  • 勉強会
  • 人間関係が面倒臭い
  • やりがい搾取

これだけみたら「作業療法士やめとこ…」となるかもしれません。

作業療法士を含め、リハビリコメディカル(理学療法士・言語聴覚士)の状況は似たり寄ったりです。

しかし、公務員や大学病院、また企業が経営する大病院等に就職すれば作業療法士でも年収500万円以上は余裕で狙えますし、福利厚生(夏休みや年金制度など)がしっかりしています。

何が言いたいというと、作業療法士総体で見た場合に年収が低い、供給過多はデータから明らか。一方で、適切な情報をキャッチし安定した職場から内定をもらえれば、平均年収以上、働きやすい環境を享受することができると言うことです。

つまり、作業療法士という職業がオワコンではなく、作業療法士として満足の結果が得られいない一部の方がオワコンと思っているだけなのです。

しつこいですが大切なので、最後にもう一度お伝えします。

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