理学療法士を1年目で辞めたい!|理学療法士を1年目で辞めた3事例
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- 理学療法士を1年目で辞めたい!
- 1年目で辞めるのってどうなの?
- 他の人の辞める理由が知りたい…
本記事を読めばこのような悩みを解決できます。
「理学療法士を1年目で辞めたい!」とお悩みのあなたへ。
理学療法士として働き始めてまだ間もないのに、
「人間関係が限界…」
「思っていた仕事と違う…」
「患者さんの相手がキツイ」
このように感じている方も多いのではないしょうか。
安心してください。
1年目で辞めたいと感じている人はあなただけではありません。
本記事では、1年目で理学療法士を辞めた事例をまとめました。実際に1年目で辞めた方の退職理由やその後を紹介します。
本気の内容
- PT1年目で辞めた3事例
- 辞める前に一度考えるべきこと1つ
- 辞める前に知っておくべき制度
- 辞めた後の働き方を考える
病院は他にたくさんありますし、職業も色々あります。
まね
辞める際に気をつける点も解説しているので、最後まで読んで活用してください。
目次
理学療法士を1年目で辞めたいと思うのはダメなの?
「理学療法士に向いてないな…」
「一生この仕事は無理…」
「人間関係が限界…」
理学療法士として働き始めて1年目で辞めたいな…と感じている1年目理学療法士に伝えたいことがあります。
それは『辞めるなら早いほうが絶対いい』
なぜなら年齢というアドバンテージが最も有効に使えるのが今だから。
今日が一番若い日であることは、言わずもがな誰も知っている事実。
1年目で理学療法士を辞めて他の仕事に挑戦するのと、3年、5年と理学療法士として働いてから別の仕事を目指すとのでは雲泥の差があります。
辞めるならできるだけ早い方がいい。あなた自身が一番わかっていると思います。
ただ、「早く辞めて他の仕事に挑戦した方がいい」という気持ちと「本当に辞めて他の仕事につけるのか…」この2つの気持ちがぶつかり、葛藤してしまうもの無理ありません。
理学療法士を1年目で辞めたいと思う気持ちと素直に向き合う
「本当に1年目で辞めていいのか…」
「他の仕事に就けるのか…」
「もう少し頑張ってみたらと言われる…」
このように感じてなかなか一歩が踏み出せない…
その気持ちメチャメチャわかります。
私も3~5年目の時に本気で他業種へ転職活動をしたから。
だから「辞めたかったら転職したら」なんて絶対に言えません。だってとてつもなく不安だったから。
でも、このまま動かないと1年、2年と経過するごとに他職種への転職は難しくなるのは、言わずものがわかっているかと思います。
最大の問題は、今の気持ちを我慢して身動きが取れない年代に突入すること。こうなってしまうと、一生後悔するのはいうまでもありません。
それでは、実際に1年目で理学療法士を辞めて異業種に転職した先輩理学療法士の事例を見てみましょう。
理学療法士を1年で辞めたい!実際に辞めた3つの事例
理学療法士を1年目で辞めたいと思い、実際に辞めた3つの事例を紹介します。
本記事で紹介する実際に1年目で理学療法士を辞めた方は、男性2名、女性1名の計3名です。
5名の方に依頼したのですが、回答が得られたのは3名でした。なお、アンケート方法はX(旧Twitter)・LINEにて実施しました。
アンケート内容は下記の通りです。
アンケート内容
- 辞めた年齢
- 学歴
- 辞めた職場
- 辞めた理由
- その後
それでは紹介します。
理学療法士を1年目で辞めた事例①:Kさん(男性)
理学療法士を1年目で辞めた事例②:Fさん(男性)
理学療法士を1年目で辞めた事例③:Kさん(女性)
理学療法士が1年目で辞めたいと思う理由5つ
この章では『エンジャパン』が2019年9月26日に公表した、退職理由に関するアンケート調査結果(対象者10,074名)と3つの事例から、理学療法士を1年目で辞める理由をまとめました。
理学療法士1年目で辞めたくなる理由は下の5つです。
PT1年目で辞めたくなる理由5つ
- 上司や先輩からのパワハラ・人間関係
- 給料が安い
- サービス残業が多い
- 将来に不安があった
- やりがい・達成感を感じない
それでは、1つずつ説明していきます。
理学療法士を1年目で辞めたいと思う理由①:パワハラ・人間関係
理学療法士を1年目で辞めたいと思う理由1つ目は「パワハラ・人間関係」です。
新卒1年目の理学療法士が辞めたいと思う大半の理由は、上司や先輩からのパワハラ・人間関係です。
「私にだけ当たりが強い…」
「患者さんの前で罵倒された…」
「家で勉強しろって言われた…」
このような経験をしたことがある1年目理学療法士の方も多いのではないでしょうか。
正直、理学療法士は職人気質で変わり者が多いです。
特に、部長や技師長クラスになると年月を経て発酵し、相手の気持ちや状態に配慮せず自分の考えを押し付けてくる人が多いです。
そんな発酵しきって、リハビリ業界以外のことを知らないおじさん、おばさん上司に「変われ」というのは正直無理です。
何言ってるかわかりませんね!
あなた少しおかしいの?
上司はこんな感じに思っていることでしょう。
「基本的に相手は変わらない。変わる事が出来るのは自分自身。」
これはどこの職場・仕事でも同じで適当にあしらう技術は必要です。一つ一つを真面目に受け止めていたら、心臓がいくらあっても足りません。
適度な「鈍感力」を身につける必要があります。
しかし実際は、理学療法士1年目で、このような対応を取れないのが現状。
病院という閉鎖的空間で、専門職種ならではの深刻な悩みです。
理学療法士を1年目で辞めたいと思う理由②:給料が安い
理学療法士を1年目で辞めたいと思う理由2つ目は「給料が安い」です。
令和元年の「賃金構造基本統計調査」による理学療法士の平均給料は409万円です。
気になる日本の平均給料は,国税庁「民間給与実態統計調査結果」によれば,436万円となっています.
新卒1年目では、年間で350万円程度の給料だと思います。
下のように他の国家資格の医療専門職と比べても、給料が低い傾向にあります。
職業 | 平均月収 | 賞与 | 合駅 |
---|---|---|---|
理学療法士 | 28万7,500円 | 64万6,400円 | 409万6,400円 |
医師 | 91万円 | 77万2,300円 | 1169万2,300円 |
薬剤師 | 39万8,600円 | 83万3,300円 | 561万6,500円 |
看護師 | 33万4,400円 | 81万6,300円 | 482万9,100円 |
診療放射線技師 | 34万6,200円 | 86万5,100円 | 501万9,500円 |
臨床検査技師 | 31万1,400円 | 87万5,400円 | 461万2,200円 |
最大の問題は、理学療法士の給料が過去20年間で下がっている事です。
上司や先輩などから、給料が上がらないことを聞くと辞めたくなる気持ちもわかります。
基本給が上がらないということは、ボーナスも退職金も増えないということです。
「理学療法士は生活できない!生活できない理学療法士が急増する理由とは?」で解説していますが、理学療法士で将来が不安になることはごく自然なことです。
理学療法士を1年目で辞めたいと思う理由③:サービス残業が多い
理学療法士を1年目で辞めたいと思う理由3つ目は「サービス残業が多い」です。
理学療法士の業務は、患者さんに理学療法を実施する以外にも書類関係・カルテ業務・カンファレンス参加など多岐にわたります。
理学療法士は1日に稼げる上限が概ね決まっています。
そのため、ノルマを達成できていなければサービス残業となるのです。
一般職なら、業務内に組み込まれる業務もリハビリ業界では平気でサービス残業となります。
そのため、新卒1年目の理学療法士は努力量と見返りのギャップに悩まされます。
サービス残業が多いのも、1年目で離職したくなる大きな原因です。
離職率に関しては、「理学療法士・作業療法士の離職率を徹底調査」で詳しく解説しています。
理学療法士を1年目で辞めたいと思う理由④:将来に不安があった
理学療法士を1年目で辞めたいと思う理由4つ目は「将来に不安があった」です。
「給料が低い」
「結婚、子育ては?」
「老後は大丈夫…」
このように将来に不安を持っている1年目の理学療法士は多いです。
残念ながらあなたが思っているとおり、理学療法士が将来性のある職業とは言い難いです。
2026~2027年以降で理学療法士は供給過多のフェーズに入ります。
つまり、就職・転職したくても、そもそも求人数が足りない可能性も出てきています。
理学療法士を1年目で辞めたいと思う理由⑤:やりがい・達成感を感じない
理学療法士を1年目で辞めたいと思う理由5つ目は「やりがい・達成感を感じない」です。
「どれだけ頑張っても否定され正当な評価をしてくれない」
「患者さんが良くなっても、悪くなっても何も感じない」
「単純にやりがいがない」
理由は様々ですが、やりがい・達成感を感じない方は多いのではないでしょうか。
安心してくだい。
私も1年目の時に同じようなことを思った経験があります。今でも、1年目の方に「やりがい」について相談を受けることがあります。
それだけ、やりがいや達成感は1年目の理学療法士が「辞めたい!」と感じる大きな理由の1つなのです。
1年目でPTを辞めたいと思った時に自問自答すべきたった1つのこと
この章では辞めたいと思った時に1つだけ自問自答すべきことを解説します。
とても大切なことなので聞いてください。
新卒1年目は、どんな仕事に就いていても一番悩み苦しむ時期です。
勤務し始めてすぐは、毎日緊張しクタクタになります。できないことも多く、悲観的になることも多々あります。
これは、どんなに凄い先輩や先生にも必ずある時期です。
毎日大きな壁にぶち当たりながら、少しずつ前進していきます。
同期で優秀な奴もいます。
焦る気持ちもわかります。
しかし、次の日に天才理学療法士になることはありません。
また、入社時は目から火が出るぐらい熱いパッションを持った人でも、実際に仕事をしてみると理想と現実のギャップからやる気を無くしてしまう事もあります。
でも、これはどんな仕事にでもある事。
もし、あなたが今、耐え難いパワハラや謂れのない言葉を浴びせられ夜も眠れない状態の場合はすぐに辞めなさい。
命に変わるのものなどこの世に存在しません。
しかし、自分の努力不足やモチベーションが原因で辞めたいと思っているなら、一度立ち止まって自分自身と向き合う事も大切です。
一人で悩むがのキツかったら、家族や友人に相談してください。家族や友人に相談するのが嫌だったらX(旧Twitter)に遊びに来てください。
私でよければいくらでも話を聞きます。
話が少し脱線しましたが、仕事をしている限り悩みは必ずあります。
壁を乗り越えたら、きっと違う景色が見えてきまよ。
理学療法士としてもう少し働いてみようかな…と感じた方は楽な職場に異動するのも選択肢の1つです。「理学療法士にとって楽な職場はどこ?」で詳しく解説しています。
それでも、辞める意思が固まっているなら先輩から辞める際に知っておくべきこと、また辞めた後にどうすべきをお伝えしますね。
理学療法士を1年目で辞めたいと思った時に知っておくべき制度
新卒1年目で辞める際に必ず知っておくべき制度は、求職者給付(失業手当)が出ない事です。
求職者給付(失業手当)とは?
求職者給付(失業手当)とは、労働者が失業した時に離職前6ヶ月間の賃金日額(離職前の6かヶ月間に支払われた賃金の総額÷180日)の45~80%が支給される制度です。
一般的に、自己都合の場合の基本手当の給付日数は下のようになります。
10年未満 | 10年以上20年未満 | 20年以上 | |
---|---|---|---|
全年齢 | 90日 | 120日 | 150日 |
10年未満は90日となっています。
ただし、受給要件が自己都合退社の場合は離職前の2年間に被保険期間が通算で12ヶ月以上あることが必要です。
つまり、1年未満で辞めた場合は対象とはなりません。
なので1年目で辞める場合は、次の職場を決めてからにしましょう!
1年目で理学療法士を辞めたいと感じたらすぐにすべきこと
理学療法士を辞めたいと思ったらすぐにすべきことは『情報収集・給与相場の把握』です。
理学療法士を1年目で辞めた3つの事例でも利用者が2名いましたが『転職サービス』の利用は必要不可欠です。
今すぐに転職する気がなくても転職サービスには登録しておいた方がいい。
なぜなら『時間の効率化』ができるから。
私も働きながら転職活動をした経験があります。その時痛感したが「時間がいくらあっても足りない」ということ。
特に理学療法士から他職種に転職をしたい場合は「そもそも、どんな仕事につきたいのか?」「雇用条件はしっかりしているのか?」「どうしたら内定をもらいやすのか…」等の知識が全くありません。
働きながらあなた一人で求人情報をネットで検索しても膨大な情報量に疲労やストレスが蓄積し、転職しようという気力すら無くなります。
なので、まずはあなたの希望条件にマッチする求人情報を専門家に紹介してもらい目を通すことから始める。
転職サービスは登録から利用まで全て無料。
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理学療法士を1年目で辞めたい!|理学療法士を1年目で辞めた3事例:まとめ
理学療法士を1年目で実際に辞めた3つの事例を紹介しました。
3名とも理学療法士を1年目で辞めて良かったと答えていましたね。
3名中2名の方が転職エージェントを上手く活用し、上手く第二のキャリアをスタートさせることができていました。
理学療法士から一般企業に転職する際は、専門家のサポートは必要不可欠です。全く知らない業界に自分1人で転職活動をするのは、地図を持たずにジャングルに入るのと同じだから。
無料で利用できるので、まずは気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
他にも、理学療法士から他職種へ転職した事例が知りたい方は、下記の記事にまとめているので、ご覧ください。
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