理学療法士の訪問リハビリでの年収を大公開|訪問リハビリが高年収な理由
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困っている療法士
訪問リハビリって稼げるって本当?
訪問リハビリの年収が知りたい…
本記事を読めば、このような悩みを解決することができます。
理学療法士の給料って低くて、結婚や子育て老後問題など、将来の不安がつきませんよね。
その気持ちメチャメチャわかります。
なぜなら、私も新卒で就職した回復期病院の昇給額が1,000円程度で「30年で3万円、50代でも基本給20万円いかない…」と愕然となったことがあるから。
現在は2度の転職を成功させ、年収550万円以上にアップしています。
本記事では、理学療法士の高収入分野の「訪問リハビリの年収」について詳しくまとめました。
本記事でわかること
- 訪問リハビリの年収が高い理由
- 訪問リハビリの年収公開
- 好条件の訪問リハビリを探すポイント
事業所選びをミスると大損します。
必ず本記事のポイントを抑えてくださいね。
サクッと、5分で読めます。
目次
なぜ訪問リハビリは年収が高いのか?
訪問リハビリは、病院や施設に比べ年収が高いです。
訪問リハの年収が高い理由
- 1件当たりの単価が高い
- インセンティブ
- 固定費が少ない
それでは1つずつ解説します。
1件当たりの単価が高い
訪問リハビリで働く理学療法士の年収が高い理由1つ目は「1件当たりの単価が高い」からです。
病院での疾患別リハビリテーションと訪問リハビリテーション(要介護)の単価を比較してみましょう。
病院での疾患別リハビリテーション
脳血管 | 運動器 | 心大血管 | 呼吸 | 廃用 | |
---|---|---|---|---|---|
施設基準Ⅰ | 245点 | 185点 | 150点 | 90点 | 180点 |
施設基準Ⅱ | 200点 | 170点 | 125点 | 85点 | 146点 |
施設基準Ⅲ | 100点 | 85点 | ー | ー | 77点 |
訪問リハビリテーション
- 20分訪問:307単位
- 40分訪問:614単位
- 60分訪問:921単位
(1単位:10円~11.1円)
上記のとおり、訪問リハビリの単価が高いことがわかります。
訪問リハビリは、さらに1件当たりの訪問単価を上げるための取り組みを行うことができます。
単価を上げる取り組み
- 移行支援加算を算定
- 短期集中リハビリテーション実施加算の算定者を増やす
- 週1の訪問者を減らす(できたら3回)
- 要介護者の割合を高める
- サービス提供体制強化加算の上位区分を算定
インセンティブ
訪問リハビリで働く理学療法士の年収が高い理由2つ目は「インセンティブ」です。
インセンティブとは?
訪問した件数がある一定を超えると、超えた件数に対して手当がつく制度を指します。
「1ヶ月65件以上から1件に対して3,500円の手当を付けますよ」っていうイメージです。
病院では18単位でも20単位でも給料は変わりませんよね。しかし、訪問リハでは頑張った分がお給料に反映されます。
モチベーションが上がりますよね。
固定費が少ない
訪問リハビリで働く理学療法士の年収が高い理由3つ目は「固定費が少ない」ことです。
病院や施設では、将来的な建て替え費用を含め様々な固定がかかります。
一方、訪問看護ステーションの場合はビルやマンションの一室を借りて、固定費を抑えることができます。
浮いた固定費を社員に還元することで、年収Upができるのです。
公的病院や大学病院は俸級制のため、年功序列で年収が上がります。
一方、民間病院では管理職だけ少し給料を多めに設定し、あとは若手で現場を回す。
こんな経営戦略をとっている病院も、少なくありません。
年収を第一に考える方は、このような病院にいても一向に給料は上がりません。
大切な時間を無駄にするだけですよ。
理学療法士が訪問リハビリで働いた時の年収
この章では実際に訪問リハビリで働いている、理学療法士の年収を紹介します。
それでは訪問リハビリの年収を見てみましょう。
理学療法士Aさんの年収
職種 | 理学療法士(7年目) |
基本給 | 291,500円 |
インセンティブ条件 | 70件以上で3,500円 平均48件のインセンティブ 48件×3,500円=168,000円 |
月平均訪問数 | 118件 |
月給 | 291,500円+168,000=459,500円 |
想定年収 | 459,500円×12ヶ月=5,514,000円 |
手当・福利厚生・その他 | 各種社会保険(法定通り) 住宅手当 バイク貸出 自動車持ち込み可(車両手当あり) 賞与2回 交通費 |
賞与を含めると600万円を超えます。インセンティブが月平均48件(1件あたり3,500円)は大きいですね。
理学療法士Bさんの年収
職種 | 理学療法士(3年目) |
基本給 | 237,000円 |
インセンティブ条件 | 詳細不明 |
月平均訪問数 | 120件 |
月給 | 383,000円 |
想定年収 | 383,00円×12ヶ月+711,000=5,307,000円 |
手当・福利厚生・その他 | 各種社会保険(法定通り) 住宅手当 賞与2回(3ヶ月) 交通費(上限20,000円) |
訪問看護ステーションでは、3年目でも500万円超えの求人はたくさんありますよ。
訪問リハビリの理学療法士で、X(旧Twitter)上に源泉徴収票を載せている方がいたので、参考までに。
理学療法士で年収720万超えです。
稼げる場所に異動すれば、理学療法士でも500〜700万円は稼ぐことができます。
「今の給料では将来不安だな…」
こう感じる方は、まずは情報収集を行ってみましょう。
情報取集でオススメなのが、転職サービスを利用する方法です。
登録は無料で、条件を伝えておくだけでメールやLINEであなたの希望にマッチした求人情報が届きます。
訪問リハビリの優良求人を多く取り扱っている、大手サービスはこちらです。
理学療法士が訪問リハビリに転職する際に確認すべきポイント
この章では訪問リハビリに転職する際に、確認すべきポイントに関して解説します。
訪問リハビリに転職する際の確認ポイント
- 平均訪問件数とインセンティブ
- 書類作成で時間外手当が出るか
- 訪問する手段を確認
1ずつ解説します。
ポイント①:平均訪問件数とインセンティブ
訪問リハビリに転職する時の確認ポイント1つ目は「平均訪問件数とインセンティブ」です。
インセンティブ制度は存在するものの、そもそも利用者が少なくインセンティブが発生する訪問件数まで届かない事業所が存在します。
必ず平均訪問件数とインセンティブ平均件数などを、聞くようにしましょう。
インセンティブ制度があっても、訪問件数が少なく発生条件を満たすことができなければ意味がありません。
ポイント②:書類作成で時間外手当が出るか
訪問リハビリテーションでも病院と同じように、書類作成業務があります。
リハビリテーション総合実施計画書をサービス残業で作成していませんか?
書類作成も立派な業務ですよ。
書類作成で残業した場合に、しっかりと残業代が支給されるか確認しておきましょう。
手当の欄に「職務手当20,000円」などと書いてある場合があります。
この場合、残業が職務手当に含まれる可能性があります。必ず、含まれるか否かを確認しておきましょう。
せっかく、10時間残業しても職務手当の中に残業代が含まれているため、残業代が出ない可能性があります。
書類作成って、地味に時間がかかりますよね。
しっかりと残業代が出る訪問看護ステーションを探しましょう!
ポイント③:訪問する手段を確認
勤務先により、移動手段は様々です。
移動方法の例
- 原付バイク貸し出し
- 自動車持ち込み可
- 電動自転車のみ などなど
訪問するエリアや移動距離も、併せて聞くようにしましょう。
自動車持ち込み可能の場合は、ガソリン代の支給の有無や違反切符を取られた場合の支払い有無なども確認しておきましょう。
確認事項
- 移動方法の種類
- 訪問エリア・距離
- 自動車のガソリン代の計算
随分確認するのね!
規定やルールは余程のことがない限り変わらないから、事前に把握しておくことが大切なんだ。入社後に「あれっ?聞いてないぞ」とならないようにしよう。
確かにそうね。
細かいところまで聞いて、納得して入社するのが大切ね。
理学療法士が訪問リハビリに転職し年収を上げる方法
「年収や細かい条件を聞くのは気が引ける…」
「自分で優良求人を探すのって難しい…」
「働きながら求人探すのは、正直きびしい…」
このような方も多いのではないでしょうか?
この気持ちメチャメチャわかります。
私も2度転職をしていますが、求人探しには苦労しました。
そんな時にオススメなのが、転職サービス。
転職サービスを利用すれば、あなた1人では入手することの出来ない情報にアクセスできます。
だから、今すぐに転職しなくても転職サービスには登録しておくべき。
あなたの希望条件を伝え、あとはメールかLINEで連絡を待つだけです。当然条件が合わなければ、転職する必要もありません。
利用も完全無料なので、ノーリスク。
とりあえず登録して、求人票を見てみてみましょう。
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年収Upしたい理学療法士は訪問リハビリがオススメ
本記事では訪問リハビリの年収を紹介しました。
「全然給料上がらない…」
「結婚し子育てできない…」
「老後が心配…」
税金や社会保障料は年々増加し、厚生年金支給額は減額されています。
これでは、平均年収409万6,400円(厚生労働省の賃金構造基本統計調査)の理学療法士が将来不安になるのも仕方ありません。
理学療法士は今後も増加の一途をたどり、2026~2027年には「需要<供給」となることが、厚生労働省の調査によって明らかになっています。
つまり人数が増えすぎて飽和状態になることが、すでにわかっているのです。
理学療法士が飽和状態になるデメリット
- 転職・就職が難しい
- 年収が上がらない
- 条件の良い職場はすぐに埋まる
この記事を最後まで読まれているあなたは、年収が低くて将来不安なのではないでしょうか?
安心してください。まだ間に合います。
そもそも、将来に不安を感じ訪問リハに興味を持って、色々と調べている時点で素晴らしいことです。
転職活動(情報収集)はノーリスクです。
まずは、気軽に求人情報に目を通し、今の職場と年収を比較してみましょう。
下記の記事では、年収400万円の理学療法士の将来の年金事情についてまとめています。老後生活が不安な方には必見の内容となっていますよ。
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