理学療法士が転職するタイミングでベストな時期は?実は穴場の時期があった
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- 転職のタイミングっていつがいいの?
- オススメの転職時期ってあるの?
- 転職時に気をつけることは?
本記事を読めばこのような悩みを解決できます。
「転職を考えているんだけど、タイミングっていつがいいの?」とお悩みのあなたへ。
今勤めている病院や施設を辞めるタイミングって難しいですよね。職場のスタッフ数や受け持ち患者さんになるべく迷惑をかけずに退職したいですよね。
「そう言われたら身も蓋もない…」
こう感じるかもしれません。しかし、これが答えなのです。
ただこれだけでは、あなたが感じたように身も蓋もなので「求人数が多い時期」や「意外知られていない穴場の時期」について解説したいと思います。
まね
あなたにとって最適なタイミングを見つける参考になれば幸いです。
目次
理学療法士が転職する一般的なタイミングと時期
まずはじめに理学療法士が転職する一般的なタイミングと時期に関して解説します。
冒頭でも述べたようにあくまでも最適なタイミングは、
『転職しようと思った瞬間』
つまり、今です。
これに変わりはありません。
考えてみてください。
今、あなたは「キャリアアップしたい!」「収入をアップさせたい」「人間関係を変えたい」など、さまざまな理由で転職を考えていますよね。
なので、一刻も早くこれらの目的を達成するためには、転職をしようと思った瞬間が答えとなります。
でも、一般的に転職の多い時期が知りたいわ。
了解!それでは下の3つの時期に分けて解説するね。
- 入職の多い時期
- 求人数が多い時期
- ボーナス支給後
それでは1つずつ解説します。
転職するタイミングと時期①:入職の多い時期
転職するタイミングと時期1つ目は「入職の多い時期」です。
入社の多い時期
- 4月
- 10月
年度末の3月で退職し4月から新しい職場というのが最も多いケースです。続いて、上半期の区切りである9月で退職し、10月から新しい職場へ転職するケースが多いです。
転職するタイミングと時期②:求人数が多い時期
転職するタイミングと時期2つ目は「求人数が多い時期」です。
病院や施設の求人数が増えるのは退職者が出やすい、1〜3月と7〜9月です。特に1〜3月は転職希望者が急増するので求人数は1年で最多となります。
一方で、転職希望者が多くなるので人気求人には応募者が殺到し倍率が高くなる傾向にあります。
- 求人数が多いのは1〜3月と7〜9月
- 応募者も増え倍率高くなる
転職するタイミングと時期③:ボーナス支給後
転職するタイミングと時期3つ目は「ボーナス支給後」です。
ボーナス支給後に退職するケースも多いです。
「早く転職したいけどボーナスまで待ってやめよう」と考える方は多いです。
注意点として「将来の可能性<現在のお金」と優先順位をつけている点です。現在のお金より、将来のキャリア形成や将来の収入Upに視点を置いておく方が確実に得るものが多いです。
確かにボーナスまで待って良い条件の求人を逃したら元も子もないわね!
理学療法士が転職するタイミングで穴場な時期
理学療法士が転職するタイミングで穴場な時期があるのをご存知ですか?
人気病院や施設で募集が終了しているケースでも、ある条件が揃えば求人募集がかかる場合があります。
ちなみに一般企業にはありません。
答えは4月
勘の良い方はお気づきかと思います。
理学療法士の場合、国家試験があります。
そう、試験には必ず不合格者が出ます。理学療法士の過去の合格率は下記のとおりです。
年度 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 |
---|---|---|---|---|---|
合格率 | 81.4% | 85.8% | 86.4% | 79.0% | 79.6% |
つまり、採用予定の内定者が国家資格に不合格となり追加募集があるケース。
これが穴場の時期が4月である理由です。
ただし、確実性はないので4月の時点で転職先が決まっていない場合にのみリサーチをかけてみるぐらいの気持ちでいた方がいいでしょう。
理学療法士が円満退職するために退職を切り出すタイミングと時期
「一般的な転職のタイミングや時期はわかったけど、実際に転職するとなると準備にどれぐらいかかるの?」
このように感じた方も多いのではないでしょうか。
そこで、この章では理学療法士が円満退職するために上司に退職を切り出すタイミングと時期に関して解説します。
一般的に転職には3〜6ヶ月の期間を要すると言われています。下記に3ヶ月での転職活動の流れを紹介します。
なので逆算して退職のタイミングを考える必要があります。
法律的側面から見てみると民法的には、2週間前に退職の意向を雇用主に伝えれば、どのような理由があっても退職できます。(仮に3月31日に辞めたい場合は3月18に退職届を提出)
「切り出しにくいからギリギになって伝えよう」
こう考える方もいるのではないでしょうか。
確かに法律的には2週間前とされています。
しかし、ほとんどの病院や施設で職場の規定があるので、円満退職を行うためには事前に確認しておく必要があります。仮に職場の規定が1ヶ月前と定められていても法的拘束力はありません。
ただ、社会人として余裕を持って伝えるようにした方が良いでしょう。
理学療法士が転職する際に気をつけるべきこと
この章では理学療法士が転職をする際に気をつけるべき事を解説します。
理学療法士が転職の際に気をつけること3つ
- 転職目的の明確化
- 内定後に転職届けを提出
- 引き止めは無視
それでは1つずつ解説します。
理学療法士が転職する際に気をつけるべきこと①:転職目的の明確化
理学療法士が転職する際に気をつけるべきこと1つ目は「転職目的の明確化」です。
転職目的を明確化しておくことは大切です。
考えてみてください。
転職する目的として一番多い「給料Up」を例にあげます。当然、次の転職先に求める条件は今の職場より高い年収となりますよね。
このように転職の目的を明確化しておくことは職場選びの重要なポイントとなります。
全ての条件を満たす職場は存在しません。しかし、あなたの中で優先順位をつけておき、譲れない条件を書き出しておくことは転職活動を行う上でとても重要です。
転職目的を明確化することで取るべき行動が変わる
上述したように転職目的に優先順位をつけて書き出しておくで、転職目的が可視化され取るべき行動が見えてきます。
先ほどの年収Upが目的の例で考えると、次の職場に求める条件としては現在より高い年収です。
この条件を達成するためには具体的な年収や昇給額を知ってく必要があります。
仮に希望する転職先の年収が今の勤めている職場よりも20万円高かったとします。しかし、昇給額が今の職場よりも少ない場合、何年か後に同じぐらいになるので転職する意味がありません。
このように考えていくと、年収Upを目的としたケースの場合は転職希望先の年収や昇給額などを情報収集する必要があります。
「年収はわかっても昇給額って求人票に書いてない…」
「病院・施設見学で年収の話はできない」
このように感じた方も多いのではないでしょうか。
年収Upのケースの場合、一人で情報取集するのは限界があります。私も経験がありますが、オススメなのは転職エージェントを利用することです。
転職エージェントとは無料で利用でき転職をサポートしてくれるサービスです。よく、「転職するなら〇〇」「キャリアアップするな〇〇」などテレビCMでみますよね。
一般企業では転職時に効率よく目的を達成するために利用するのは当たり前となっています。
転職エージェントのメリットは、下記の通りです。
転職サービスのメリット
- 自分にあった求人紹介
- 内部情報がわかる
- 履歴書・面接対策
- 給料・待遇の交渉
- 時間を有効活用
- 全て無料
一人で転職活動するよりも専門家の意見を聞きながら行った方が効率がいいのは明白です。
理学療法士にオススメの転職エージェントは下記の記事でまとめています。
理学療法士が転職する際に気をつけるべきこと②:内定後に退職届けを提出
理学療法士が転職する際に気をつけるべきこと2つ目は「内定後に退職届を提出」です。
ストレスで体調を崩している場合などはすぐに辞めて休養・転職を優先してください。一方で、特に体調を崩したりしていない方は次の職場の内定をもらった後に退職することをオススメします。
内定をもらっていない状況で退職届を提出すると、
「早く次の職場を決めなきゃ!」
「とにかく受かったらそこに行こう」
このように焦ってしまい、転職活動に失敗してしまう可能性があります。私は2回転職をしていますが、いずれも次の職場が内定し12月のボーナスを貰った後に退職届を提出しました。
退職届を先に出してしまうと、仮に次の職場が決まらなかった場合に残りずらいですよね。
また、ボーナス前に退職意向を伝えると人事評価で点数を落とされてボーナス額が減らされる可能性もあります。
「退職届を出してから転職活動をするのがマナーだ」
このように言ってくる方もいますが、大切なことは2〜3ヶ月前までに退職届を提出すること。内定が先とか後とか関係ありません。
心に余裕を持って転職活動を行った方が上手くいきます。なので内定をもらった後に退職届を提出するのがオススメです。
理学療法士が転職する際に気をつけるべきこと③引き止めは無視
理学療法士が転職する際に気をつけるべきこと3つ目は「引き止めは無視」です。
退職時の引き止め行為はブラック病院・施設に多い傾向にあります。なぜならブラック病院や施設は、人手不足で常に困っているからです。
なので、退職意向を伝えたら上司から
「今の時期に辞められた困る」
「もうちょっと頑張ってみないか」
「患者さん達はどうするの?」
このような言葉で引き止めを行ってくる場合があります。
裏にあるのは自分達の仕事量や負担が増えることが嫌なだけ。あなたの将来のことなんか全く考えていません。
ホワイトな病院や施設であれば「したいことが見つかってよかったね」と言って送り出してくれます。
病院や上司はあなたの人生を保証はしてくれません。なので、引き止めをされても無視しましょう。
転職時の引き止め行為がヒドイ場合の対処法
もし、無理な引き止めや残っている有給を申請しても取得させてくれないという事態が起こった際は、有料ですが退職代行サービスを利用するのも1つの手段です。
退職時の面倒な手続きや交渉などを行ってくれるので、どうしても上司と連絡をとりたくない方は利用を検討してはいかがでしょうか。
オススメは会社と交渉権を持つ「労働組合」か「弁護士」です。
弁護士は費用の相場が「50,000円〜60,000円+手数料」と割高なので、労働組合が25,000円〜30,000円程度で追加料金なしで利用できるのでオススメです。
労働組合のオススメ退職代行サービス
東京都労働委員会に承認:
弁護士監修:
費用は惜しまないので弁護士の力を借りたい方は、
理学療法士が転職するタイミングでベストな時期は?実は穴場の時期があった:まとめ
本記事では理学療法士が転職するベストなタイミング・時期に関して解説しました。
「そう言っても中々難しいのが現実…」
このように感じる方もいるのではないでしょうか。
わかります。
私も2回転職をしていますが、1回目の転職の時は決意して実行するまでに時間がかかりました。
私が転職に踏みだせた最大の理由は2025年問題と理学療法士の将来。この2つの要因があったからです。
1つ目の2025年問題は、皆さんもご存知のとおり日本の人口動態が劇的に変化して「超高齢化社会」になることです。2010年を境に日本は人口減少のフェーズに入り2025年には団塊の世代の約800万人が後期高齢者(75歳)になり、4人に1人が後期高齢者となります。
2つ目は理学療法士の将来です。日本の人口は減っているのに理学療法士の人数は増えている。このままいけば、「需要<供給」となるのは明白です。
下の図は厚生労働省が発表した「医療従事者の需給に関する検討会 第3回理学療法士・作業療法士需給分科会」での資料です。
需要ケース2、3では2018年から、多く見積もった需要ケース1でも2026〜2027年には「需要<供給」となることが厚生労働省の調査で明らかになっています。
「需要<供給」となると、下記のようなことが生じます。
- 安月給で雇用
- 厳しい労働環境
- 理学療法士の介護士化
定年まで理学療法士と働くなら20代から遅くても30代前半までに雇用条件の良い病院や施設に転職しておくことは必須です。
給料をはじめ雇用条件は職場が規定します。結婚や子育て、老後資金などのライフイベントを乗り越える上で働く場所はとても重要なことは言うまでもありません。
繰り返しになりますが、転職は考えた瞬間。
つまり、今が最高のタイミング。
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