作業療法士から転職して一般企業へ|OTから一般企業へ転職を成功させた5事例
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- OTから一般企業に転職できるの?
- 一般企業に転職した具体例が知りたい!
- 一般企業に転職する際の方法や注意点は?
本記事を読めばこのような疑問を解決できます。
「作業療法士を辞めて一般企業に転職しようかな…」とお悩みのあなたへ。
実際に働き始めると、思い描いていた仕事と現実のギャップに悩む作業療法士は多いです。
それって当たり前で、学生の時の臨床実習と実際に社会にでて働き給料を頂くことは、言わずもがな違うから。
実際に私の周りにも作業療法士を辞めて一般企業に転職している方はたくさんいます。
なので、特別なことでもなければ、珍しいことでもありません。
そこで、本記事では作業療法士を辞めて一般企業に転職を成功させた5名の方に「辞めた理由」「転職先」「給料の変化」などをヒアリングした結果をまとめました。
本記事を読むことで、作業療法士から一般企業に転職を成功させた方のリアルがわかります。これから、作業療法士を辞めて一般企業への転職を目指している方は、先輩OTの実体験は参考になります。
おくさん
ぜひ最後まで読んで、OTから一般企業に転職する際の注意点や方法を上手く活用してくださいね!
目次
作業療法士から一般企業に転職ってそもそもあり?
「作業療法士に向いてないな…」
「思っていた仕事と違う!」
「給料低いし、人間関係も最悪!」
作業療法士の給料が上がらない昨今、20代、一般企業に転職しようかな…と悩んでいる20代作業療法士に伝えたことが1つあります。
それは「それは辞めるなら早いほうがいい」ということ。
あなたはこのまま作業療法士として働いて年数を重ねても「やりがいがない」「昇給は低い」「管理職にはなれない」と不安なのではありませんか。
作業療法士の数は養成校緩和により、2000年以降急激に増えています。これでは将来的に給料が上がらないことは容易に想像できます。
作業療法士から一般企業へ転職する際は行動を起こさないと、年齢を重ねれば重ねるほど厳しくなっていくことは、言わずもがな、わかっていると思います。
作業療法士から一般企業への転職は時間との戦い
「もう少し考えてからにしよう…」
「来年から転職活動を始めようかな…」
このように考える方も多いかと思います。
その気持ちメチャメチャわかります。私も転職する際に同じようなことを思った経験があるから。
でも、早く転職活動を始めないと「若さ」という最大の武器を使えなくなります。この武器は二度と戻ってきません。
今のまま放っておくと、一生作業療法士として搾取され続けます。
気づけば、年齢を重ね、職場の上司のように40代、50代となり、やりがいを見出せず年収400万前後に落ち着き負け組です。
作業療法士から一般企業へ転職する際の心構え
そんな絶望的な未来を変えるために大切なこと時は、たった1つ。
『真剣に情報取集すること』
何!これだけ?…と思うことなかれ。でも実際、作業療法士から一般企業に転職を希望する大概の方はこれができていない。
一般企業とはいっても職種や職業は多岐にわたります。作業療法士の国家資格を利用しての転職活動とは異なるため、しっかりとした情報収集がより重要となってきます。
作業療法士の場合、病院や施設に職場見学に行き面接や簡単な試験を受け内定をもらうケースがほとんどです。しかし、一般企業では面接は何度も行われ様々な試験を課せられるケースが多いです。
いずれにせよ、作業療法士として一般企業に転職するのは、このような違いがあることをしっかり認識することが転職成功の第一歩になります。
それでは次の章から、実際に作業療法士から一般企業に転職を成功させた5つの事例に関して紹介します。
作業療法士から一般企業に転職を成功させた5つの事例
本記事で紹介する作業療法士は20歳代の男性3名と女性2名です。
Googleフォームにて転職アンケートに答えていただきました。(アンケート内容は一部改変して記載しています)
お忙しい中、アンケートにお答えいただきありがとうございました。この場かりて、御礼申し上げます。
アンケート内容は下記の9つです。
アンケート内容
- 転職先
- 転職のキッカケ
- 転職前の職場
- 作業療法士を辞めた理由
- 転職時の年齢・学歴(結婚の有無)
- 転職時に保有していた資格
- 転職方法
- 転職に満足
- 年収の増減
それでは事例紹介を紹介します。
OTから一般企業へ転職事例①:営業職
Kさん 男性 20代前半
拒否する患者さんにリハビリするのは確かに大変ですよね。メチャメチャわかります。
広告代理店の営業職なので、周りにエンジニアさんも多く在籍していることでしょう。Kさんにとっては、エンジニアさんと関われる環境に身を置くことで、副業のブログやプログラミングも伸ばすことができるので相乗効果が期待できますね。
間違いなくインターネット関連はこれからも市場規模が拡大していく業界なので、やりがいがありますね。
OTから一般企業へ転職事例②:ハウスメーカー
Uさん 女性 20代後半
作業療法士の視点で住宅業界に関わりたかったUさん。明確な目標があり、訪問リハビリで経験を積んでいたとのこと。友人を介してのご縁から就職までつなげたケース。
色々と足を運ぶことがご縁を生むのだと感じたケース。
OTから一般企業へ転職事例③:総合職(事務・営業)
Sさん 女性 20代
女性の作業療法士の方で事務職に転職したい方って結構いますよね。私の先輩女性作業療法士は「普通に大学に行って経理とかの事務職に就きたい。」といっていました。
理学療法士から別の道へ転職を成功させた7つの事例の中でも女性PTから事務職へ転職した方がいました。
リハ職は移乗や歩行練習といった介助量が多い肉体労働です。小柄な女性療法士で事務職を希望する方って一定数いますよね。
OTから一般企業へ転職事例④:一般事務(中小企業)
Mさん 男性 30代前半
作業療法士に限らずリハビリ界隈では、よく知識によるマウントがありますよね。新人だけ症例発表があり、ボコボコに言われる…先輩たちに質問しても「自分で調べて」みたいな…
またサービス残業に関しても、申請しても受け入れてもらえないことや、そもそも残業代なんて出さないよみたいな風潮がある病院や施設もあります。
このように病院や施設といった閉鎖的空間で働いていたら「非常識」が「常識化」してしまいます。
一歩外に出て一般企業と比較することができたMさん。医療系国家資格は復職しやすいので、一般企業に転職し合わなければ作業療法士として復職する保険は心強いですよね。
OTから一般企業へ転職事例⑤:飲料製品の品質管理
Nさん 男性 20代
私の周りでも作業療法士を辞めた方の理由で最も多いのが「給料問題」。数年働いて昇給額が低いことに絶望し、このままでは将来性がないと判断し転職するケースです。
作業療法士は一般的な会社員より平均年収が低いことは統計的に明らかです。今後も診療報酬の改定ごとに厳しい立場が続くことは現役OTなら誰もが知っていること。
前述したように一般企業の方が年収が高いため、Nさんのように一般企業へ転職し年収が上がることはよくあることです。
一般企業に転職を成功させた作業療法士の特徴
この章では作業療法士から一般企業へ転職を成功させた5つの事例の特徴をまとめてみます。
事例 | 転職年齢 | 転職方法 | 最終学歴 | 年収増減 |
---|---|---|---|---|
Kさん | 24歳 | エージェント | 私立大学 | +30~50万円 |
Uさん | 25歳 | 友人紹介 | 私立大学 | +30万円 |
Sさん | 24歳 | エージェント | 私立大学 | ▲10-20万円 |
Mさん | 26歳 | エージェント | 専門学校 | 減少 |
Nさん | 25歳 | エージェント | 専門学校 | +50万円 |
特徴は下記の通りです。
- 年齢
- 未婚
- 転職方法
それでは1つずつ見ていきましょう。
特徴①:年齢
作業療法士から一般企業に転職を成功させた方の特徴1つ目は「年齢」です。
作業療法士から一般企業へ転職を成功させた5つの事例の平均年齢は24.8歳でした。
転職市場において年齢は合否を分ける大きなポイントの1つであることはいうまでもありません。求人によっては「30歳未満」など条件付きのものあります。
また、年収Upの側面から見ても年齢は大事な要因です。
上の表は厚生労働省が報告した令和2年度雇用動向です20〜24歳で転職したケースでは47.6%の方が年収アップに成功しています。
「20代前半で作業療法士から一般企業に転職しても年収アップの確率は50%ぐらいか…」
「25歳すぎてるんだけど…」
このように思うことなかれ。
もともと作業療法士の平均年収は400万円程度。一方、一般企業の会社員の平均年収は435万円程度です。何が言いたいかというと、もともと年収が低い業界から高い業界へ転職する場合は高確率で年収がアップするということ。
事例を見ても5例3例で年収Upを成功させています。残りの2例においても、昇給額がしっかりあるので数年でOT時代の給料を上回り、生涯年収で言えば大きく伸ばせることは言うまでもありません。
特徴②:未婚
作業療法士から一般企業に転職を成功させた方の特徴2つ目は「未婚」です。
5事例中5例が未婚でした。
「結婚して子供がいるけどもう無理なの?」
このように感じる方もいるのではないでしょうか。
無理ではありません。ただ身動きが取りにくいことは現実問題としてあります。
既婚者で子供がいるケースなどは、一般企業ではなくOTとして転職して年収アップを狙う方が合理的です。
特徴③:転職方法
作業療法士から一般企業に転職を成功させた方の特徴3つ目は「転職方法」です。
4つの事例で転職エージェントを利用していました。
作業療法士から一般企業へ転職するは余程のコネやツテがない限りはエージェントの利用は必須。
考えてみてください。
旅行する時って道や場所がわからないからGoogleマップを使いますよね。
これと同じで、作業療法士から一般企業へ転職する際って「どのような仕事内容なのか」「履歴者や面接対応はどうしたらいいか」「年収や福利厚生の交渉はどうしたらいいか」このようにわからないことらけですよね。
なので専門のアドバイザーにあなたの適正や条件に合った求人情報を紹介してもらい、内定までサポートしてもらう必要があります。
知らない土地を地図なしで旅行すれば迷う。作業療法士から一般企業へ転職する場合、エージェント使わないとブラック企業を引いてしまう可能性が高くなる。
そもそも求人票は数多あり、1ずつ目を通す時間などありません。あなたに合った求人を専門家にレコメンドしてもらうが最も効率的なのです。
作業療法士から一般企業に転職するのはやっぱり不安
作業療法士から一般企業へ転職した事例の特徴や方法はわかったけど…やっぱり不安。
こう感じますよね。
その気持ちメチャメチャわかります。
私も転職を2回経験しているので「もし合わなかったらどうしよう」「うまくやっていけるか不安…」という気持ちは常にありました。
ただ、今すぐに一般企業に転職する気がなくても情報収集だけはしておいた方がいい。
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自分の強みや適正を確認する
この章では「どんな仕事が向いているかわかない」「自分の適性や強みを客観的に知りたい」とお悩みの方へ職業選びの方法を解説します。
自分の性格や適性に合った職業に就くことができたら「ストレスも少なく長く働けるのでいいなぁ」と思いますよね。
自分の強みや適性を知る方法って、本で探したり、親や友人に相談にのってもらうのが一般的ですよね。
でも、これってあなたの『特徴』を教えてくれるだけで合って、あなたの『仕事上の適正・強み』に関して教えてくれるわけではないですよね。
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自己分析だけでなく、分析結果をそのまま面接や履歴書に反映することができるからメリットしかない。
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作業療法士から一般企業へ転職する具体的方法
それでは5名の先輩作業療法士の転職成功例とグッドポイント診断を参考に、作業療法士から一般企業へ転職する際の具体的方法を解説します。
OTから一般企業への転職方法
- 紹介
- ハローワーク
- 転職サービス
それでは1つずつ解説していきます。
一般企業へ転職する具体的方法①:紹介
作業療法士から一般企業へ転職する具体的方法1つ目は「紹介」です。
作業療法士を辞めて一般企業へ転職を考えている方の中には、親や親戚が会社を経営している、または大企業の役員や重要ポストについている方もいるのではないでしょうか。
このような方でコネやツテが使える環境にある方はうまく利用すると、無駄な労力を使わず内定を勝ち取れます。
1つ注意点としては、コネやツテでの入社の場合、退職が簡単にできないことです。やはり、紹介だけあって余程の理由がない限り自己都合での退職はしにくのは言うまでもありません。
一般企業へ転職する具体的方法②:ハローワーク
作業療法士から一般企業へ転職する具体的方法2つ目は「ハローワーク」です。
ハローワークは厚生労働省が設置している公共職業安定所のことで、相談から履歴書作成・面接練習など包括的に転職サポートをしてくれます。
私もハローワークを利用したことがありますが、デメリットとして下記の2つを感じました。
- 営業時間
- 求人前チェック
ハローワークの営業時間は基本的に平日午前8時30分から午後5時15分までで、働きながら転職活動をするのに向いていません。
場所によって時間外を設けているところもありますが、そもそも物理的に遠い場合もあり、繰り返しになりますが、作業療法士として働きながら利用するのは便利が悪いです。
また、ハローワークは無料で求人を掲載できる手軽さから、求人情報が掲載前にしっかりとチェックされていないケースがあります。
具体的には、見込み残業代込みの給料が掲載させている場合です。しっかりと、確認しておかないと入社後に後悔します。
私の経験からも療法士として働きながら、効率よくブラック企業を避けるにはハローワークは不向き。
じゃあどうしらいいの?
作業療法士から一般企業へ転職を成功させるには転職サービスるの利用がオススメ。
一般企業へ転職する具体的方法③:転職サービス
作業療法士から一般企業へ転職する際は転職サービスの利用がオススメ。
「転職サービスなんて利用したことない…」
「転職サービスってなんとなく不安…」
こう感じる方も多いかと思います。
その気持ちメチャメチャわかります。私も初めて転職サービスを利用する際は、あなたと同じ気持ちだっ方から。
でも、実際に利用してみると「効率的な転職活動」「履歴書や面接練習」「年収交渉」など『無料でこんなサービスが受けるなら、もっと早く利用しておけば良かった』と言うのが本音。
だから、今すぐに一般企業に転職する気がなくても登録だけはしておいて情報収集はしておいた方がいい。
なぜなら、いざ一般企業に転職するとなった場合に全く情報収集を行っていないと、焦りから転職を失敗してしまうから。だから、今は転職しなくても情報収集だけはしておいた方が良いのです。
気になる求人をストックしておくだけでも「どのような仕事があるのか」「条件の相場はどの程度か」などの求人情報の知識がつく。これだけでも、優良企業への転職成功率がグッと上がる。
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作業療法士から転職して一般企業へ:まとめ
今回は作業療法士から一般企業へ転職を成功させた5つの事例を紹介しました。
作業療法士から転職を成功させた方の特徴を覚えていますか?
一般企業へ転職を成功させた事例の特徴
- 年齢
- 未婚
- 転職方法
特に年齢は大事!だったわね。
そうだね。若いうちに挑戦すると、就職率や年収アップの可能性が高い。それに、仮に一般企業に合わなくてもOTとして復帰しやすいしね。
繰り返しになりますが、作業療法士から一般企業へ転職したいと思っているからは、とにかく急いだ方がいい。
なぜなら「今日が一番若い日」だから。
転職を成功させた5つの事例の平均年齢は24.8歳でしたね。
まずは情報収集から始めましょう。